現代社会で働く上ではストレスは切っても切り離せない存在でしょう。ブラック企業はもってのほか、残業が少なくても人間関係が悪ければ相当のストレスを継続して抱えることになりますね。
そこで今回は社会人向けのストレス軽減方法をまとめてみました。
ストレス軽減方法
ストレスの原因となる人を避ける
世の中には、立場に関係なく周りにストレスを与え続ける害悪な宇宙人が存在します。もちろん人によって感じ方は違いますが、私にとって害になる人は例えば、店員にキツく当たる人や怒鳴る人などの相手の心に簡単に土足で踏み込むような人です。
出会い自体は人生を充実させるのに必要な要素ですが、こういった類の人とはできれば出会いたくない。しかし、社会に出ると否応なしに多くの人との交流をしなくてはなりません。最善案として、そういった相手に対する違和感をキャッチし、なるべく避ける行動をとりましょう。
ストレスを記憶・予測する
生きている限り、予想外のストレスが発生することがあります。そういった事態は原因を探ることで繰り返さないようにしましょう。例えば交通事故が起こりやすい交差点を避ける、スマホを落とした場合に備えてカバーをしておくなどが挙げられます。
発生確率は低くとも事前に大きなストレスがかかることが分かっている場合は、このように原因から取り除きましょう。
致命的なストレスを予防する
ストレスは予防することができます。その方法は期待しないことです。失望や落胆は期待度が高ければ高いほど深い絆跡になってしまいます。初めから期待しない、もしくは低い期待にしておくことで、望みどおりにいかなかった場合でもなんとか乗り越えることができます。
また、期待されることに対しても同じく心理的負荷がかかります。あなたの周りの人に自分に対して大きな期待を持っている人がいれば、「期待してほしくない」と伝えましょう。期待度が高いほど、裏切られたという嫌な感覚になってしまいます。
常に選択肢を用意しておく
他の選択肢を持っておくことで心に余裕が生まれます。
例えば会社員の場合は、いつでも会社を辞める選択肢を持っておくだけで会社でのストレスの感じ方はガラリと変わります。付き合う相手に関しても、いつでも切れる関係だと気軽に交流できますね。
大きな組織に属する人ほど、しがらみが多くなる傾向があるのでいつでも脱出できる状態を作っておきましょう。私のように個人事業主・フリーランスとして働く場合は取引先を選ぶことができます。一度取引をしたとしても、その後二度と関わらない選択ができます。
ダメな人の場合は次、次、と人間関係のフットワークが軽くなるので、良い関係を続けられる相手を見つけやすいというメリットもありますね。
心理学から見るストレス対処法
ここではアメリカの心理学者リチャード・ラザルスが示す「自分でできるストレスの対処法」を8つ紹介します。
- ストレスに正面から取り組み、状況を変化させるために積極的に行動する。
- ストレスをつくる状況から距離を置き、ストレスを最小限に抑える。
- ストレス状況に対する自分の感情や行動をコントロールする。
- ストレス解消のために、情報収集やカウンセリングなどの支援を求める。
- ストレス状況における自分の責任を認識し、物事を調整していく。
- ストレスを感じる状況から逃避する。
- ストレスを解消するために考える努力をする。
- ストレスを感じる環境を変え、自分を成長させようとする。
まとめてみると、ストレスに「立ち向かう」「かわす」「逃げる」のどれかに当てはまりますね。人によって得意な考え方や対処法は違うと思うので一つ得意な対処法を身に着けておくと良いかもしれません。
まとめ
ストレスを感じずに生きることはできませんが、軽減させる工夫はあります。人によってもストレスの感じ方は違うと思うので、すべての人に当てはまる解決策はありませんが今回述べた内容のことを実践することで少なくとも大きなストレスを抱えるリスクは減らすことができるでしょう。
どうしようもない場合は、周りの人に相談すること、そしていざとなれば「逃げても良い」ということは覚えていてほしいです。心の傷は身体ほど簡単には治りません。心が危険を感じたら、早めに安らげる環境に逃げましょう。