哲学的思考が必要!〜実は転職・フリーランスに必須?

みなさんが「哲学」と聞くと何を思い浮かべるでしょうか?

・小難しいイメージ
・仕事や日々の生活には必要がない

こういった想像をした方も多いと思います。

もしくは、古代ギリシャの哲学者アリストテレスや「我思う故に我あり」で有名なフランスの哲学者デカルトを思い浮かべた人もいるかもしれません。



そんなちょっと近寄りがたいイメージを持たれている哲学ですが、実はこの令和の時代においても捉え方次第で、私たちの仕事や生活に活用することができるのです。

特に現状でなにか問題を抱えている方、例えば「職場やプライベートでの人間関係がうまくいっていない」「仕事に不満があり転職を考えている」「フリーランスとして活動を考えている」といった方に読んでほしい内容となっています。今回はその方法についてお話していきます。

私は高校生の頃に哲学に興味をもち、図書館で哲学の入門書のようなものを読み漁っていた時期がありました。その後、クリティカルシンキング(批判的思考)やゼロイチ思考をする癖がついてきたように思います。それは現在のフリーランスでの活動や日々の生活に大きく役立っています。

目次

哲学の定義

まずは便宜上、この記事の中で使う「哲学」についてシンプルに定義しておきます。哲学は文脈上様々な捉え方をされるので、

哲学 = 終着点のない思考活動。とくに”常識を疑う”思考を行うこと。

かなりざっくり定義しました。ネットで検索すると「真理を探究する知的営み」や「哲学的思考によって、すべての事象の“本質”をつかもうとする学問です」などと出てきますが、わかりやすくするために、終着点のない思考活動(自問自答を繰り返す。なぜを繰り返す)と常識を疑う思考のこととします。

哲学が必須である理由3つ

われわれ人間が社会生活を送る上で、哲学というのは大切な思考活動です。とくに「自営業やフリーランスとして仕事を行っている・これからなろうと思っている方」、もしくは「今は会社員だけど転職を考えている方」はこの哲学的な思考を身に着けているかどうかで3年後、5年後、10年後、日常生活や仕事の成果に大きな差が出てきます。

つまりは自分で仕事を創る、仕事を選ぶという能動的な判断・選択をするときに大いに役立ちます。

では、なぜ哲学が大切なのか、身につける必要があるのかについてお話していきます。

1,現状理解に役立つ

ビジネスや勉強などの場面で、目標を達成するためにはまず現状を把握する必要があります。「なんだそんなことかぁ」と思った方もいるかもしれませんが、実はこれは非常に難しいことです。人間は環境に大きく影響される生き物なので、仕事に関して言うならば、「今の職場環境が自分にとっての普通で当たり前」と無意識のうちに感じていたり、周りの同僚や上司の考え方に影響を受けているはずです。

もし転職を考えるならば、そういった環境の中にいる状態で、思考を現状の外側に飛ばしてあげて俯瞰的に物事を考える必要があります。俯瞰的に考えることができるようになれば、「自問自答の質」が高まります。

2,問題を解決するための新たな方法を発見できる

もし、長らく解決できていない問題を抱えているとするならば、それは既存の考え方によるやり方では既に行き詰まっているということです。こういった課題に対処する場合は、そもそもの前提や問題の捉え方から見直してみることが効果的です。

たとえば「ビジネスで役立つ資格を取得したいけどなかなか着手できないでいる」といった課題の場合、「なぜ資格を取得したいのか」「本当にビジネスで役に立つのか」など思考のスタート地点に疑問を投げかけてあげると新たなヒントが浮かんでくることがあります。

このくらいのことなら日常的に考えている方もいるかもしれませんが、そういった思考力のある方はさらに「深堀り」してみてください。自分で出した結論に対してもう一度「なぜそうなるのか」と考えてみてください。問題解決につながる新たな視点を発見できるかもしれません。

3,自分の意見を論理的に主張できるようになる

そして哲学が必須である3つ目の理由は「論理的に自分の意見を主張できるようになる」からです。自問自答を繰り返すということは自身を納得させるために様々な道筋で答えを導き出す過程を繰り返すということです。これは論理的プロセスにほかなりません。

普段からこの思考を行っていれば、自身で導いた結論に対して「なぜそうなったのか」という具体的な根拠を常に持ち合わせている状態にあるでしょう。日常生活やビジネスにおいて発生する多くの事柄や事象について、独自の考え方を論理的に説明できるようになります。

これは対人関係において非常に強い武器となります。独自のユニークな意見に誰もが納得できる論理的な根拠が付随していればその「説得力」は大きなものとなります。会社における取引や会議、討論の場面でも論理的に説明できれば商談が成立したり顧客獲得に直接結びつくことは容易に想像できますね。

まとめ

ざっくりと3つの理由を解説してみました。哲学と聞くと抽象的なイメージが浮かんでしまいますが、こう考えるとみなさんも無意識のうちに実生活に活かしているはずです。ただの思考と哲学の違いは1つ1つの思考がストーリーとしてつがなっているかどうかだと思います。人は1日に約6万回の思考を行っていると言われています。これらを意識的に、論理的な思考へと変化させることでより深い考えにたどり着くはずです。

フリーランスや自営業者、または転職を考えている方は、自分の仕事における船長の役割を担うことになります。全責任を自分で抱えて舵取りをしなければなりません。いわゆる正解のない問題にうまく対処して生き抜く必要があります。そのためにも自身の選択が良かったのか悪かったのか、どのタイミングで軌道修正すべきなのか、などを考えるために論理的で哲学的な思考を実践してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。哲学的な手法を活用することであなたの仕事や転職活動がうまくいくことを願っています。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次